パルダリウム用水槽の考え方で湿度管理が解決!?

2022年07月10日基本知識パルダリウム

雑誌「趣味の園芸」は2015年から定期購読しています。ランの特集や観葉植物、多肉植物等々、眺めるだけでも楽しいし、かなり参考にさせて頂くケースが多いんです。そして今月の「趣味の園芸(2022年7月号)」にちっちゃな写真の解説に「パルダリウム用の水槽に小さなランを置いている」とありました!

何!??パルダリウムって???

雑誌「趣味の園芸(2022年7月号)」
雑誌「趣味の園芸(2022年7月号)」

実は、コチョウランの栽培で最も難しいことは「湿度管理」だと考えています。温度は意外と簡単だし、日当たりは植物育成LEDライトで解決できるし・・・ところが湿度だけは、加湿機だけでは不十分。葉水を実践するためには、週末ガーデナーの私には厳しい・・・毎日、葉水をするのは不可能だし。

最近、全く別の趣味の海水魚やサンゴ飼育で利用している「アクアリウム(水槽)にコチョウランを入れれば良いんじゃないの」と勝手に考えていたんです。当然ですが、海水魚・サンゴ飼育のようには水を入れず、水槽にはコチョウランだけを入れる!少量の水を循環させて、照明を取り付けて・・・これで、コチョウランに必要な湿度が維持できると考えていたんです。そんな時に見つけた「パルダリウム用の水槽」って表現がとっても目立っていたんです。

調べてみると・・・水槽の導入って考え方、どうやら間違っていないようです!

最近はガラス容器や水槽で植物を育てたりするのがポピュラーになってきています。また、熱帯魚や、爬虫類などを水槽や透明の栽培ケースで育てるのもとても人気があります。魚を水槽で育てる「アクアリウム」はどんなものか、想像がつく人も多いでしょう。

引用元:「テラリウム、アクアリウム、パルダリウム、ビバリウムの違いってなに? | GardenStory (ガーデンストーリー)」より

マジかっ!結構、水槽を利用するという発想を自画自賛していたのですが、世間では流行っている!?ってことなんでしょうかね・・・更に、上記の公開情報から・・・

「水場を作って生物を飼育するのがテラリウムやアクアテラリウムですが、熱帯性植物を取り入れ、その植物の生長を楽しむことに焦点をあてたのがパルダリウムです」と、「アクアデザインアマノ」の松本隆介さん。

引用元:「熱帯雨林をインテリアに自然界の様子を再現するパルダリウムを制作 | ToKoSie ー トコシエ」より

やばい!コチョウランは、正に「熱帯性植物」に分類されるはずですから、パルダリウムって考え方で、長年悩んでいた湿度管理の方法が解決できそうです。

パルダリウムであれば、大掛かりの温室を導入しなくても一般的な住宅でも導入できるサイズだし、正に研究する価値がありそうです!